伊藤忠商事の「ポイントサービス」への参入が実現すれば流通系のポイントを軸にした陣取り合戦が激化しそうだ。ユニー・ファミリーマートホールディングスを傘下に持つ伊藤忠は両社でフィンテック事業を推進する会社を設立して、電子マネーやポイントサービスの検討を始めている。ファミリーマートといえば、今のところカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する「Tカード」、「Tポイント」の有力な提携先だが、この契約が2018年末で切れるタイミングを迎えたとされている。そのため19年にはいよいよユニー・ファミマHDを軸とした伊藤忠商事系の電子マネー、ポイントサービスが展開される可能性が高まっている。流通系の電子マネーや買い物ごとに付与されるポイントは顧客囲い込みの有力な手段。今後はポイントを軸にした再編も勃発しそうだ。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。