化粧品業界が、容器リサイクルに向け本格的に動き始めようとしている。2022年4月1日からついにプラスチック資源循環促進法が施行。使い捨てカトラリー、ホテルのアメニティ、クリーニング店のカバーやハンガーなど、日常のさまざまなところでプラスチックごみ削減への取り組みを目の当たりにするようになるはずだ。この動きに先駆けたのが、新日本製薬だ。法施行のその日、化粧品容器の水平リサイクルの取り組み「パーフェクトワンリサイクルプログラム」を開始したのだ。
化粧品業界でもリサイクルのさまざまな取り組みが行われてきた。直近では、22年2月から開始している花王とコーセーの化粧品プラスチックボトルの店頭回収と再生化に向けた実証実験が話題になった。その他、店頭での自社製品の回収、あるいはメーカー・小売りが数社協働で行う容器回収などのプラスチックごみ対策は、化粧品・トイレタリー業界でも徐々に進み始めている。
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