フェムケア市場に早くも暗雲が立ち込めている。矢野経済研究所は2021年のフェムケア&フェムテック(消費財・サービス)市場規模は前年比107.7%の642億9700万円と推計。22年も勢いが続くと見ているが、10月5日から7日にかけて開催された展示会「フェムテックトーキョー」の会場には、デリケートゾーン用スキンケアなどで既視感のある商品が目立った。「強力なコンペティターが不在で、フェムケア自体の認知拡大が進まない」「もっとたくさんのライバルが出てきてほしい」とは出展者の生の声だ。有望市場と言われるフェムケアも、創意工夫がなければ、踊り場を迎えることになる。

「#広げようフェムテック」をテーマに開催されたフェムテックトーキョーの来場者数は延べ1万1395人。出展企業数は167社で、数字を見れば大盛況と言えるだろう。会場はカテゴリー別に分かれておりスキンケア、月経ケア、妊活、温活、女性特有の病気、働き方改革の6種類である。

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