日本化粧品工業会(粧工会)は2023年9月29日に化粧品業界メディア懇親会を開催した。粧工会は、同4月に東京化粧品工業会、中部化粧品工業会、西日本化粧品工業会が統合し、新たに発足した組織である。懇親会のリアル開催は19年以来、4年ぶりであった。
冒頭、魚谷雅彦会長(資生堂)は化粧品業界の再活性化に向けて「グローバル視点」の重要性を強く訴えた。コロナの影響を受けた化粧品市場の回復は道半ばである。22年の化粧品出荷額(経産省)は19年比28%減。23年は脱コロナが進み、市場が正常化しつつあるとはいえ、「失われた3年間を取り戻し、再び化粧品産業が力強い成長軌道に乗れるように努力する」と魚谷会長は強調する。西村元延副会長兼西日本支部長(マンダム)も「過去の延長線上では未来を描くことはできない」と危機感をあらわにした。
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