機能性表示食品の科学的根拠について、表示の根拠と認めず、景品表示法違反となった「さくらフォレスト事件」。混乱はなお収まらず、業界では消費者庁への不満がくすぶっている。さくらフォレストの製品と同じ成分で同じ科学的根拠を用いていた88製品の取り扱いは一定程度の見通しが立ったが、問題は今後、同様の問題が起こらないようにする仕組みだ。これには二つのポイントが指摘できよう。「表示」と「科学的根拠(エビデンス)」だ。特に「エビデンス」の捉え方が大きな論点となる。

―――

さくらフォレストの機能性表示食品の広告に景品表示法違反で措置命令が出たのは6月30日。約3カ月が経過したが事態が収拾したとは言い難い。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン