新しい広告手法として台頭する一方で、詐欺的商法の温床ともなっている「アフィリエイト広告」。消費者庁がこの手法にフォーカスした検討会を立ち上げたことで、広告主を含めた関係者間で適正化への機運も高まっている。では、何をどうすればいいのか。検討会で示された経緯や現状について具体的に考察し、この連載を終える。

事業者を「極悪」「中間」「従順」に分けて規制

2021年8月30日、消費者庁の「アフィリエイト広告等に関する検討会」第3回会合が開かれた。関係者ヒアリングは前回から報道を含めて傍聴禁止とされている。当局がいかに神経質になっているか、またハードルの高い法改正を想定していることもうかがえよう。

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