アテックスが切り込むエビデンス重視の商品開発

月経、妊娠、更年期障害など女性特有の健康課題を解決する製品やサービスが耳目を集めている。きっかけになったのが女性活躍推進だ。女性の活躍が叫ばれる中、一方では女性特有の体調にふれることはタブー視されてきた。しかし、生理痛やPMS(月経前症候群)などによる労働力の低下は経済損失が大きいと言われ、女性の健康に目を向ける機運が高まっている。

そのソリューションとして台頭してきたのがフェムテック製品。フェムテックは「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」の造語で、女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービスを指す。もともとデンマーク人の女性起業家が提唱したものだが、日本ではテック系のものだけではなく、7割を占める吸水ショーツや生理用品、化粧品などのフェムケア製品も含まれており、広い意味でフェムテックと呼んでいる。だが、テック系のものに関しては、どちらかというと話題先行の部分が強く、まだ一般消費者の認知度が低い。家電量販店では、健康機器の売り場と一緒に販売されているのがほとんどで、まだフェムテック売り場として確立されていないのが現状だ。

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