岩瀬コスファは、佐賀県唐津市に拠点をおく唐津ウェルネスファームにおいて、2021年10月からアラゲキクラゲの栽培を行っているが、使用後の「廃菌床」を有効活用するために、「廃菌床」でカブトムシを育て、このカブトムシを近隣の幼稚園に無償で提供することを決定した。
カブトムシは、5月頃から蛹化、6月下旬頃から羽化するため、その様子を観察できるように専用の観察ケースに入れて提供する。
唐津ウェルネスファームは、就労継続支援A型・B型すばるとの農福連携でキノコ栽培を行っており、菌床栽培で必ず発生する「廃菌床」の再利用を目的としている。廃菌床にはおがくずが含まれており、発酵させることで堆肥として活用ができる。また、牛舎の敷材やカブトムシの飼育土として再利用が可能だ。
唐津ウェルネスファームがカブトムシを育てて提供する目的は、①SDGsの意識を持つ②生き物とのふれあいの機会を提供する③地域とのつながりを深める、の3点。
岩瀬コスファは、化粧品・機能性素材の原料事業に加え、SDGsについて取り組むことを強く意識しており、唐津ウェルネスファームでの活動もその一環となる。唐津ウェルネスファームは、本業と同じくSDGsに取り組んでいることを知ってもらい、地域との連携を強化し、地域社会に貢献していく。