社会の変化を捉え変革を進める
――2019年の化粧品原料業界の状況はいかがでしたか。
岩瀬 メイドインジャパンの化粧品に対する信頼が加速度的に浸透しているなか、原料に関しては需要に対して供給が追い付かない状況が続いています。当社取り扱い原料でも、以前より年間5品目程度が不足することはありましたが、現在は150品目以上が不足している状態。一時は200品目に達していたので落ち着いてきたとはいえ、供給が厳しい状況には変わりありません。通常、原料が不足した場合、代替品の使用を検討するのですが、現在は代替品に切り替えると、その代替品にも需要が集中、その結果ここまで不足品の数が膨れ上がったというのが実態です。
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