■施策の推進で事業領域が拡大
――社長就任から２年目を迎えました。2017年にはどういったことに取り組みましたか。
宇梶 16年６月に株主総会を経て社長に就任しましたが、その時はちょうど日光ケミカルズの創業70周年の節目の年。化粧品業界への恩返しの思いも込め、東京、大阪、米国、フランス、インドネシア、タイ、中国、韓国、台湾で記念講演を行いました。また、化粧品を作るための基礎知識をまとめたハンドブックを1960年に作成して以来、節目ごとに改訂してきましたが、今回は内容をさらに充実させた「パーソナルケアハンドブック」を発刊し、初めて英語と中国語も発刊しました。一方、「joint～ジョイント」の新たな決意のもと、グループ会社それぞれの特長を生かしつつ全体の底上げに着手。その第一歩としてニッコールグループ７社全体の戦略を決定する会議で、人材育成、グローバル化の推進、業務効率化を重点施策に掲げ中期経営計画を策定しました。それを受けて日光ケミカルズの単年度の戦略を17年４月から推進しています。
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