ホットペッパービューティーアカデミーが毎年2回、公表している美容センサス。上期は、利用率、利用頻度、利用単価といった男女の美容サロンの利用行動に関する経年調査、下期は男女の美容への意識と美容行動に関しての経年調査から、それぞれ三つの兆しを示している。2019年上期の美容センサスでは、「美容室で電話予約をネット予約が逆転」「30代、40代女性の美容室でのカラー、トリートメント利用が拡大」「エステ[脱毛]の利用金額が大幅増」の三つの兆しを示す。美容サロンを取り巻く環境は厳しいと言われるなかでも、経営のヒントとしてこうした兆しをきちんととらえることは有効だろう。
■美容室のネット予約が電話予約を逆転
まず今回の調査結果の概要を示すと、全国の女性の美容サロン(美容室、ネイルサロン、エステサロン[フェイシャル]、リラクゼーションサロン[着衣]、アイビューティーサロン)における利用率自体は前年同期比でほとんど変動がなかった一方で、1年当たりの利用回数と利用金額では前年よりも高まっている点は大きな特徴として捉えることができます。特に利用金額では、前年対比だけではなく、経年で見たときでも顕著に上がっている領域もある点には非常に注目しています。
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