ホットペッパービューティーアカデミーが毎年2回、公表している美容センサス。上期は、利用率、利用頻度、利用金額といった男女の美容サロンの利用行動に関する経年調査、下期は男女の美容への意識と美容行動に関しての経年調査から、それぞれ消費行動の兆しを示している。2020年上期の美容センサスでは、2月14〜25日の期間に、全国の人口20万人以上の都市居住者で、15〜69歳の男女1万3200人を対象に過去1年間における美容サロンの利用に関する実態調査を実施。その結果、「美容室での女性のカラー利用」「男性の美活(エステ利用)」「男性の美容室でのネットの予約」の三つの兆しが見えたという。

美容室における女性の利用金額は過去5年間で最高額

美容室における女性の1回当たりの利用金額は4年連続で増加。2016年の6413円から20年には6846円まで高まっています。その背景にあるのはヘアカラー利用率の高まり。利用金額の増加に比例して女性全体のヘアカラー利用率も16年の45.3%から20年には52.5%と、4年連続で増加しています。このヘアカラー利用率を年代別に見ると、15〜19歳では昨年の21.2%から今年は30.0%に高まっており、20代では18年の59.7%、19年60.1%、20年64.0%と2年連続で上昇。こうした若年層のヘアカラー利用率の増加が女性全体の1回当たり利用金額を押し上げる一因と考えています。

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