コロナ禍で需要と供給のバランスが崩壊

化粧品流通で発生するロスが顕在化している。コロナ禍で過去の経験則が通用しなくなり需要と供給のバランスが崩壊。コロナで売り上げ不振が招いた過剰在庫で返品は増加。生産や物流の現場では人手不足への対応が加速。業績悪化に苦しむ化粧品メーカーは、コスメロス削減に向け従来の販売手法を見直すなど化粧品業界に残る悪しき商習慣の撲滅が求められている。

「今の社会現象は、過去の実績の積み上げが効果を発揮しないでサプライチェーン全体が非効率になっている。コロナ禍の混乱で情報ソースが不確かになり予期せぬ需要が創出され店舗で欠品になる一方、ブームが過ぎれば返品となって返ってくる。小売業、卸、メーカーそれぞれが苦労している状況。コスメロス削減にはいまこそサプライチェーン全体を見直して効率化を進めていくことが大切になっている」(化粧品業界の関係者)

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