グローバルで機運が高まる中取り組みが加速

廃棄プラスチック削減に向けた官民を挙げての取り組みがにわかに活発化してきた。プラスチック容器を多用している化粧品・日用品メーカーにとって、その対策は避けることのできない喫緊の課題となった。グローバルでの展開を加速している国内大手は、独自に策定した目標を掲げ、その達成に向けた取り組みを強化している。

花王は、2018年にESG部門を新設、そして今年4月に「キレイライフスタイルプラン」を策定した。その一環として「私たちのプラスチック包装容器宣言」を明らかにしている。その考え方のベースにあるのは、「自然環境を損なうことなく、人々の心豊かな暮らしを実現する革新的な提案」をすることにある。この考えに行きついたのは、09年に公表した「環境宣言」がきっかけだ。原材料調達から生産、物流、販売、使用、廃棄までの、製品が関わるライフサイクル全体を通じ、消費者をはじめとしたステークホルダーと協働していくことを明らかにしたことにある。その際に「いっしょにeco」をテーマに掲げ消費者とともにライフスタイルそのものを見つめ直すことを企業側から提案している。この取り組みをさらに加速していくのが「キレイライフスタイルプラン」というわけだ。

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