返品削減は企業経営の重要課題となっている
「返品は社会悪」。その認識が化粧品・日用品業界にもようやく醸成されつつある。背景にあるのは社会的課題への意識の高まり。気候変動、超高齢社会、資源枯渇、海洋プラスチックごみなどの環境問題といった社会的課題が、化粧品・日用品業界にも大きなインパクトを与え、返品削減は製配販にとって解決しなければならない共通認識となり、その取り組みが加速している。
環境や社会に配慮した取り組みをより一層強化するための新たな挑戦としてESG経営に大きく舵を切った花王は、ESG戦略「キレイライフスタイルプラン」を策定。「よきモノづくり」を推進するにあたり、その第一弾として、プラスチック循環社会に向けた「リデュース/リサイクルイノベーション」と、QOLの向上などに寄与する「ソーシャルイノベーション」に注力。そのリデュースイノベーションの一つとして廃棄物ゼロ化の推進を宣言している。
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