等身大の情報公開で若者を巻き込む

ブランドにとって若年層の支持獲得は死活問題だ。長らく少子化が続く日本では、ボリュームゾーンがシニア層に移っている。当然、人口動態を考えると、50代以上の顧客も大事だが、そのシニア層もトレンドの商品を使いたいことは同じ。だから、情報発信力に長け、トレンドを生む若年層は、ブランドの活性化に不可欠な存在なのだ。

その好事例がコスメデコルテだろう。2021年9月発売の美容液「リポソーム アドバンスト リペアセラム」がヒットしたのを皮切りに、22年2月発売のスキンケアライン「イドラクラリティ」も若年層の心をつかんだ。その結果、ブランド全体に注目が集まり、業績は右肩上がりだ。

若年層の獲得に成功した「イドラクラリティ」はブランド全体の活性化に貢献した

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