ポーラ・オルビスホールディングスは、2023年1月1日付の代表取締役の異動および会長・社長人事を発表した。詳細は以下の通り。
▽代表取締役会長 鈴木郷史▽代表取締役社長 横手喜一
≪経営体制移行および後継者選定の理由について≫
同社グループは、創業100周年にあたる2029年までの長期経営計画としてVISION2029を2022年よりスタートし、「多様化する『美』の価値観に応える個性的な事業の集合体」の実現を目指して、成長に向けた既存事業の変革や、新規事業開発に取り組んでいる。
VISION2029のステージ1にあたる現中期経営計画は2023年までとなっており、次のステージ2(2024~26年)に向けては、国内既存事業の再構築と事業領域の拡張、さらなるグローバル展開の飛躍が不可欠である。そして同時に、経営の世代交代やサクセッションプランを円滑に実行するために権限移譲を進め、力強い変革とイノベーションを生み出せる経営体制へ移行を図ったうえで、新中期経営計画策定に臨む必要があると判断した。そのため、指名諮問委員会にて新社長候補として同社の横手喜一取締役を選定し、同社取締役会の決定をもって代表取締役社長へ就任することとなった。
横手新社長は、主に同社グループの基幹ブランドであるポーラの代表取締役社長や、成長事業である中国現地法人の立ち上げをはじめ、中国事業の総責任者といった要職を歴任しており、経営戦略における高い能力と、豊富な経営経験、そしてグローバル展開に対する事業運営能力を有している。
現代表取締役社長である鈴木氏は代表取締役会長に就任し、新たな経営体制へ移行することとする。なお、新たな体制において鈴木新会長は、従前通り代表取締役として取締役会議長をはじめとする経営層の中心的な役割を継続する。そして、新社長および経営陣をサポートし、並走しながらより強固な経営体制の構築に注力していく。