グループの総力を挙げてトラベルリテールを攻略

ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の海外戦略が新局面を迎えた。一つはグループ力を生かしたトラベルリテール(TR)市場の開拓。もう一つは旗艦ブランド・ポーラの中国市場開拓で、オーナー型ビジネスが始まったことだ。いずれもターゲットは消費力が旺盛な中国女性で、世界中の競合と戦うことになるが、ポーラ・オルビスHDの戦略は独自性が高い。他社とは異なる成果を生んでも不思議ではない。

ポーラ・オルビスHDは2019年10月1日、TR専門のグループ横断組織を立ち上げた。責任者は久米直喜常務取締役で、各事業会社(ポーラ、オルビス、アクロ、ジュリーク)のTR担当者が参加している。横断組織の役割は、アジア・オセアニア地区のTRに約80店舗を展開するジュリークのリソースを各事業会社に水平展開すること。香港に拠点があるジュリークのTR部門は、各国TRにネットワークを持つ。ポーラ、オルビス、THREE(アクロ)など競争力のあるブランドの商談をジュリークが支援することで、TR市場の開拓を一気に進める考えだ。久米常務は次のように説明する。

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