化粧品・日用品企業8社の2019年12月期通期業績が出そろった。ミルボン、アース製薬以外の企業では、19年1月に施行された中国EC法、米中貿易摩擦、日韓関係の悪化、香港デモなど、国内外の経済環境の変化が業績に大きく影響した結果となった。以下、各社の業績を見ていく。

資生堂

事業基盤となる国内事業の再構築を進める

「資生堂のレジリエンスとアジリティが試されているチャレンジングな状況」。資生堂の魚谷雅彦社長は、企業を取り巻く環境がより厳しさを増していることを示した上で、改めて長期的な視点で成長基盤を強化していくことを明らかにした。

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