反転攻勢へ――。ポーラ・オルビスHD傘下のナチュラルコスメブランド「ジュリーク」が苦境から脱し始めた。豪州・アデレードにある本社を中心に2016年から構造改革を実施。これまでは商品体系の見直し、開発リードタイムの短縮、サプライチェーンの改善など、目に見えない部分の取り組みだったが、18年4月に新工場が本格稼働。同7月にはクレンジングラインを一新し、満を持して9月1日に中堅ブランド「ハーバル コレクション」を一新。それを機に新マーケティング戦略を始める方針で、改革の成果が表に出てきている。16年4月から同社Chairman&CEOを務める山本融氏は次のように語る。

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