資生堂が横浜・みなとみらいに設置し、今年4月から本格稼働しているグローバルイノベーションセンター(S/PARK)。開設当初から、研究施設でありながら1、2階は一般にもオープンにされているユニークさが注目されてきたが、オープンから約2カ月が経過し、想定以上に一般の来場、利用が進んでいるようだ。

開放エリアには1日500名程度が来場しており、平均して1時間ほど滞在しているという。平日は、立地特性もあって、近隣企業の従業員が多く訪れているが、週末になると周囲にあるアンパンマンこどもミュージアムに来た家族連れやみなとみらいにデートに来たカップルなど、同エリアに遊びに来た人がふらっと立ち寄るケースが多い。そうした来場者は、資生堂の研究所ということを知らずに入場することが多く、白衣を着た研究員を見て初めて資生堂の研究所であることに気付くという。それだけ近隣の観光地と違和感なくなじんでいるということだろう。また、海外からの団体客や大学のゼミなどで訪問する人も増えてきており、来場者のバックグラウンドも想定していたよりも多様になってきている。

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