生産額の3分の2は海外市場に輸出

韓国ビジネスの旨みは特殊だ。韓国コスメの人気は東アジア、ASEANに広がっているが、足元の国内市場は縮小の一途。人口は5163万人(2022年中位推計、統計庁)で、日本の半分以下。人口減、高齢化が進み好転の兆しは見られない。それでも日本、欧米の大手企業が韓国市場に投資するのは、アジアで支持されるビューティートレンドをいち早くキャッチするためだ。売り上げ、利益だけでは測れない価値が韓国市場には眠っている。

ユーロモニターによると、21年の韓国のビューティー&パーソナルケア市場は15兆7535億ウォン(1兆6403億円)。20年にはコロナの影響で下がったものの、19年並みに回復している。コロナ下でも化粧品企業数は増加を続け、21年は8972社、11年比で約10倍になっている。

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