スペシャルケアも売れ始めた

タイは、インドネシアに並ぶASEAN最大規模の美容市場である。ユーロモニターによると、タイのビューティー&パーソナルケア市場は2019年が2166億9620万バーツ(838億6328万円、1バーツ=3.87円)、20年が2101億2370万バーツ、21年が2214億7820万バーツ。コロナの影響で20年は減少したものの、21年は回復が鮮明になっている。

市場規模は日本の5分の1程度まで拡大しており、特に活況なのはスキンケアカテゴリーだ。カラーコスメカテゴリーは20、21年と2年連続で前年割れだったが、スキンケアは19年以来822億9210万バーツ、825億2580万バーツ、887億6610万バーツと続伸。価格帯別に見ると、ビューティー&パーソナルケアではマス市場のみ、19年比で成長。スキンケアなどのビューティー&パーソナルケアアイテムが低・中所得者層を中心に広がっていると思われる。タイ在住26年目のSYNC DESIGN CO.,LTD.の松本真輝マネージングディレクターは、次のように説明する。

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