日本色材工業研究所の次世代を担う新鋭工場が本格稼働を始める。茨城県つくば市のつくば工場に建設中だったバルク生産が可能な設備を備えた新棟が竣工し、昨年11月29日に取引先などを集めてお披露目会を実施した。日本の化粧品OEMの草分けであり、唯一株式を公開している同社は品質面で屈指のレベルを誇る。新たな設備の稼働で、引き合いはグローバルに広がりそうだ。

「30年来の夢を実現できた」。日本色材工業研究所の創業直系である奧村浩士会長は、つくば工場のお披露目パーティーでこう述べた。つくば工場の新棟は、バルクの生産設備を有し、神奈川県座間市に構える座間工場と並び、二つ目の拠点となる。

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