三越伊勢丹ホールディングスの業績が復調している。2017年に大西洋社長に代わって社長に就任した杉江俊彦氏は20年3月期の営業利益350億円を公約に掲げ早期希望退職の実施、店舗閉鎖など大西前社長が手をつけなかった大胆なリストラ策を実施。前期の当期赤字からV字回復をみせる。しかし「再建計画では効率化策が先行し本業成長の道筋がみえない」という指摘が三越伊勢丹の関係者から出ている。不動産事業にカジを切る百貨店が多いなか、百貨店らしい商品作りを進めてきた三越伊勢丹の成長戦略に注目が集まっている。

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