日中3社の決断は吉、凶いずれか。日本製品に特化した中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆公主」を運営するインアゴーラは、2017年10月に伊藤忠商事、KDDIと相次いで戦略的資本業務提携を結んだ。そして11月22日、満を持して事業戦略発表会を開き、伊藤忠商事、KDDI、SBIホールディングスなどから合計6800万ドル(約76億5000万円)の資金調達を受けたと明かした。インアゴーラの翁永飆(おうえいひょう)代表取締役CEOは、中国を含む世界に日本の商品を展開する機能強化に「資金、事業の両面での連携が必要だった」と今後の成長に意欲を示したが、そもそも同社の実力を疑問視する声が少なくない。その発信源は日本ではなく「豌豆公主」の主戦場である中国である。

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