マンダムは7月29日、2023年3月期第1四半期決算を発表した。今期より、第1四半期および第3四半期にも決算説明会を実施する。
第1四半期は、東アジア、中国、韓国、台湾を中心に再びコロナ感染が拡大し、行動制限を受けたものの、日本並びに東南アジアにおいては、全体としてコロナ禍からの回復傾向が持続。グループ連結売上高は前年同期比11.6%増の160億5000万となった。主な増収要因として、主力ブランドであるギャツビーの売上高が増加したこと、また円安により、海外グループ会社の売上高が円換算で増加したことが挙げられる。
営業利益は6億9400万円、経常利益は7億8900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億3800万円となった。
セグメント別にみると、日本における売上高は94億800万円(前年同期比8.4%増)。これは主として、6月下旬からの記録的猛暑の影響により「ギャツビー」の売上高が増加したことによるもの。利益面においては、売上総利益の増加および広告宣伝費の減少により、営業利益が4億3700万円となった。
インドネシアにおける売上高は30億1200万円(同18.1%増)となった。これは主として、女性事業の「PIXY」の売上高が増加したことによるものだ。利益面においては、原価率が改善したものの、営業損失が1億4500万円となった。
海外その他における売上高は36億2900万円(同15.3%増)。これは主として、マレーシアをはじめとする東南アジア各国で売上高が回復したことによるものだ。利益面においては、売上総利益の増加により、営業利益は4億300万円(同197.8%増)。
第2四半期および通期計画に変更はない。