サンスターは、岩手県、岩手県歯科医師会と協働し、県民の歯科口腔保健を通して健康づくりを推進する連携協定を締結したと発表した。調印式は、6月3日に行われた。
連携協定に係る取り組み内容は、①県民の歯科口腔保健の推進に関すること②フレイル予防、オーラルフレイル予防及びこれらの普及啓発に関すること③障がいのある者のむし歯及び歯周病予防に関すること④災害時および平時における災害に備えた歯科口腔保健の推進に関すること⑤豊かな人生を過ごすための健康づくり推進に関すること⑥県内企業の健康経営の推進に関すること⑦その他、3者が協議し、必要と認めること――の七つ。
岩手県が、県民の健康寿命延伸に向け、さらなる健康行動の啓発活動、環境の整備を実施したいと考えている中、今回の連結協定締結に至った。
サンスターは、2019年から「サンスター オーラルフレイルケア プロジェクト」を立ち上げ、オーラルフレイル予防の啓発強化に取り組んでおり、口腔機能をチェック・トレーニングできるアプリや情報提供等を行っている。また、阪神淡路大震災をきっかけに、災害時の水が少ない場面でのオーラルケアの重要性の発信も続けており、自治体や企業向けに5年間の長期保存ができる備蓄用の液体ハミガキを販売。これらの活動を生かし、岩手県、岩手県歯科医師会と協力し、日常の口腔ケア、オーラルフレイル予防、災害時のオーラルケア啓発などを通じて、老若男女問わず県民の健康増進に貢献していく。
調印式であいさつに立った、サンスターの柴田公生代表取締役は次のように述べた。
「サンスターは、100年mouth100年healthを掲げ、この人生100年時代に、常に生活者の皆様が健康で快適な生活を送れるよう貢献していきたいと考えています。長年お口と全身の健康の関係についての研究を重ね、口腔衛生の重要性について発信を続けてまいりました。この経験を生かし、今後岩手県、岩手県歯科医師会との三者連携により、県民の皆さまが100年健康で、快適な生活が送れるよう、少しでも貢献してまいりたいと思っております。特に弊社として力を入れていきたいテーマは二つ、オーラルフレイル予防と災害時のオーラルケア啓発です。平時、災害時における口腔衛生の重要性に関し、この連携を通して啓発を強化することで、県民の皆様の健康寿命延伸に寄与し、100年健康で豊かな人生を送っていただけるように努めてまいりたいと考えております」