今年4月1日に施行されたプラスチック資源循環促進法により宿泊施設でもプラスチックごみ削減への取り組みが加速。ホテルなどで使用するアメニティー商材やシャンプー・コンディショナーでも環境配慮型への切り替えは喫緊の課題となっている。先行するのはアメニティー用品。プラスチックをほとんど使わない歯磨きペーパーを開発したのは名古屋市の会社豊和。医療用製剤を手掛けるメーカーの技術を応用し、紙状の製品を開発。チューブ入りの従来品に比べプラスチック部分を98%削減した。すでに東京や京都、沖縄の複数のホテルへの納入が決まっている。
プラごみ削減に積極的なのは大手のビジネスホテル。「店舗数も多いからやっていないと間違いなく国から指導が入る。ビジネスホテルは昨年からすでにシャンプー・コンディショナーでも環境配慮型を提案することが取引の条件になっている」と業界関係者は説明する。
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