OTCの役割とは何か。日本OTC医薬品協会(JSMI)は5月16日に会長会見を開催。コロナ禍を経て生活者は自身の健康は自身で守るといった意識が強まり、セルフメディケーションの機運が着実に高まっているなかで、上原明会長がJSMIの今後の取り組みとOTCの役割について見解を示した。

OTC医薬品産業グランドデザインのゴールまで残された時間は少ない(上原明会長)

超高齢社会の進展に伴い、日本の社会保障費、医療費は拡大の一途をたどっている。財務省が公表した2022年の一般会計歳出107兆5964億円のうち36兆2735憶円、実に33.7%が社会保障費に充てられている。また、厚生労働省が発表した「令和元(2019)年度国民医療費の概況」では、19年の国民医療費は44兆3895億円で前年度の43兆3949億円に比べ9946億円、2.3%増。人口一人当たりの国民医療費は35万1800円、前年度の34万3200円に比べ8600円、2.5%増となっている。

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