日本OTC医薬品協会(OTC薬協)は、オンラインで会長会見を5月21日に開催。5月から新会長に就任した上原明氏(大正製薬ホールディングス社長)が2021年度に重点的に取り組む活動計画等について発表した。

上原会長は、OTCを取り巻く環境として、高齢化が進み、医療費(社会保障費)が激増していることや、医療の高度化していることを背景に、今後は医療費の効率的・効果的使用が大きな課題と指摘し、「特に自助・共助・公助の棲み分けが重要で、その中でも自助、すなわちセルフメディケーションの役割が今後ますます大きくなってくる」との見解を示した。そうした中で、OTC薬協として、「生活者に向けた啓発活動」「生活者が実践しやすい環境づくり」「国際的な活動」の3点に注力していく考えを明らかにした。

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