「こんな厳しい状況は初めて。リーマンショックの時でも経験しなかった」と化粧品容器メーカーの営業担当者は窮状を打ち明ける。新型コロナウイルス感染拡大は化粧品メーカーだけでなく容器メーカーにも甚大な影響を与えた。リピート生産のキャンセル、新製品の減少、インバウンドの消滅と三重苦に喘いでいるのだ。「緊急事態宣言前後から納期をずらしてほしいとか、キャンセルの依頼が増えている」(化粧品容器メーカー営業担当者)状況が続いている。

中でも厳しいのは大手化粧品メーカーとのパイプが太い最大手の吉野工業所。大手化粧品メーカーはインバウンドの消滅で在庫を捌くのに大変で、そのあおりをもろに受け注文はがた落ちしている状況。「吉野さんは需要過多の好景気の時は、容器の最終検品もとても間に合わないと外注に出していましたが、いまは外注はなくなり、すべて自社で賄っていると聞いています」(業界関係者)。吉野工業所がそういう状況であるだけに、中小はさらに厳しく容器業界全体の売り上げはコロナ禍前と比較して約2~3割落ち込んでいるという。

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