資生堂の業務用事業からの撤退が、アメニティ業界に混乱をもたらしている。宿泊施設向けのシャンプーなどを担当している子会社の資生堂アメニティのホームページには今年の12月いっぱいで業務を停止する旨を告知。代理店に流れてきた文書には、出荷に関しても12月で終了とある。その前に品切れがあった場合は対応できないと書かれていた。アメニティ業界は価格競争が激しい分野だ。ビジネスホテルやシティホテルで扱うアメニティグッズは資生堂とポーラがシェアを争う状況で、特に資生堂は高価格帯から低価格帯のホテルまで満遍なく取引があり、品質も良く安いと定評があった。大きなシェアを占める資生堂がなぜ撤退したのか。業界関係者は次のように分析する。

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