2019年10月1日、飲食料品(酒・外食を除く)と新聞以外の消費税率が8%から10%に引き上げられた。14年4月に5%から8%に引き上げられた時と同様、増税前の駆け込み需要を見越して、商品カテゴリーによっては7月頃から売り場づくりをしていた小売りもあったという。しかしいざ蓋を開けてみれば、業界関係者は「想定していたよりは盛り上がりに欠けた」と口を揃える。

インテージのパネル調査によれば、改定1週間前の購入金額(前年同期比)は、日用品が前回増税時よりも14ポイント上昇、化粧品は前回とほぼ同様だった。税率改定日までじわじわと段階的に購入金額が伸びた14年に比べ、今回は9月最終週に急激に伸びたことを考えると、前回よりも駆け込み需要による買い込みは少なかったということになる。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン