収まるところに収まったという格好か。

資生堂がアメニティ事業からの撤退を発表してからおよそ1年半に及ぶ混乱もようやく収束を迎えようとしている。

アメニティ業界は価格競争が激しい分野。ビジネスホテルやシティホテルで扱うシャンプーなどのアメニティグッズは資生堂が圧倒的なシェアを持っていた。しかし、薄利多売で利益が取れないという理由で撤退した資生堂の後釜が決まらない状況が今年に入ってからも続き、何とか6月頃までは在庫で凌いでいた格好。資生堂のあとを引き受けたくとも生産能力や、折からの容器不足で二の足を踏んでいた各メーカーも増産体制が整ってきたこともあり、三々五々受け皿が決まり始めている状況だ。

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