消臭機能と芳香が特長の消臭+(プラス)が好調

トイレットペーパーは、生活必需品として景気の変動を受けにくく、堅調な市場である。半面、必需品であるがゆえに、消費者は店頭での価格に敏感で、プレミアム化には工夫も必要だ。コロナ禍初期のパニック需要が落ち着いた後は、在宅時間の増加による使用量増と買い物回数を減らしたいという消費者のニーズによって、長尺タイプが伸長。いまだにこの傾向は続いている。次なる消費者の注目はどこにあるのだろうか。トイレ空間をお気に入りの空間にしたい、心地よく過ごしていたいという需要がさらに高まり、そのニーズに合わせて、トイレットペーパー市場は多様性を増した多機能商品が選ばれるようになっている。

確実なリピートと新規獲得で右肩上がりの成長を続けているのが、大王製紙が発売している「消臭+(プラス)トイレットティシュー」〈以下、「消臭+(プラス)」〉だ。同社の主力ブランド「エリエール」から2013年に発売されたもので、しっかり香るタイプとほのかに香る微香タイプの2品を展開。共に12ロールとコンパクト8ロールを発売しているが、しっかり香るタイプはその2種に加え、18ロールと、新たに今年4月にたっぷり長持ち12ロールを追加していく。商品の最大の特長は、天然由来の消臭成分を「芯」に配合し、芯から消臭効果や香りが発揮されることだ。開発に至るきっかけは、「トイレの不満」として長年つきまとう「臭い」の問題を、トイレットペーパーで解決できないかという思いだった。これまでも香り付きのトイレットペーパー自体はあったが、消臭機能かつ芳香をプラスし、その効果を持続させるためには多くの壁があった。大王製紙のホーム&パーソナルケアマーケティング本部ファミリーケア・ブランドマーケティング部の森脇哲平係長は「消臭機能を付与するという加工自体もそうですが、香りをいかに残してトイレ空間をさわやかな香りにしていくかというところも技術的に大きなチャレンジでした」と振り返る。

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