髪と地肌をいたわりながら高い染毛力を実現

白髪染め市場では、人気商材に変化が起こっている。コロナ禍における美容室の休業、外出制限などによって、自宅での白髪染めをする人も増えた。中でも、手袋やコーム、2剤の調合などが要らない手軽さと、髪を傷めずに染めることができる利点から、美容室に行くまでのつなぎとしても使えるカラートリートメントの市場は年々拡大傾向にある。白髪染め市場全体が縮小傾向にありながらも、カラートリートメントは伸び続け、2018年から20年まで、それぞれ前年比19%増、同11%増、同9%増と高い伸びを見せており、20年は約65億円の市場規模(インテージSRI+調べ)となっているサブカテゴリーだ。

True Dataのドラッグストアでの白髪用カラーリング剤の売り上げトップ20(1月〜10月)を見てみると、21年にはヘンケルジャパンの「サイオス カラートリートメント ダークブラウン」が新たにランクイン。2位の「プリオール カラーコンディショナー N ダークブラウン」も若干個数の構成比を上げていることが分かる。

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