約半数の消費者が植物由来の成分の有効性を信頼
BPC製品の成分に注目したことのある中国の都市部の消費者は、植物由来の成分(78%)、植物エキス(72%)、中国伝統医学の成分(65%)、動物由来の成分(52%)といった成分について、他の科学的な成分より自然なものであると考えています。そして、消費者は植物由来の成分は比較的皮膚刺激のリスクが低いとも考えています。また、微生物由来の成分(42%)やペプチド(40%)は最近のトレンドとされていますが、中国都市部の消費者は植物由来の成分に比べてその効果が認められていないという印象を持っているようです。
Yin氏は、「一つの成分が万人のニーズに合うということが、以前にも増して起きにくい状況になっていると言えるでしょう。代わりにブランドは、消費者セグメントの好みに合わせて、成分や処方によって製品を細分化することができます。例えば、ナチュラルなイメージを伝えつつ、効果も保ちたい場合は、植物由来の成分が第一の選択肢となるでしょう。しかし、将来的な普及のためには、こうした自然由来の成分についても、機能的なメカニズムを伝えたり、肌への効果を検証した結果を提示するなど、成分と機能との関連性を示すことが必要かもしれません」とコメントしている。
BPC製品の成分に対する消費者意識の変化を捉え、ブランド側が的確に情報を伝えることができれば、おのずと中国消費者に選ばれる製品へと成長していきそうです。
消費者が「何を」「なぜ」求めているかを探るエキスパート
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