洗顔、メイク落としで市場シェアを拡大

スキンケアブランド「SENKA」の「ワントーン明るいまっさらすっぴん」を追求する商品開発が成果を上げている。新型コロナ禍の2020年は洗顔市場、メイク落とし市場ともに微減した。その中で「SENKA」の「パーフェクトホイップ」シリーズは、03年のブランド誕生以来初めてクリーム洗顔市場で売り上げナンバーワンを獲得。さらにアイテム単品でも「パーフェクトホイップ」が12年連続売り上げナンバーワンという偉業を達成した。逆風が吹く市場環境の中でシェアアップを実現した要因について、資生堂ジャパン スキン&ヘルスケアマーケティング部専科ジャパングループの門永康平アシスタントブランドマネージャーは次のように説明する。
=いずれもインテージ調べ

資生堂ジャパン スキン&ヘルスケアマーケティング部 専科ジャパングループ 門永康平 アシスタントブランドマネージャー

「20年はインバウンド需要がなくなり苦戦したものの、日本人女性のシェアを高めることができました。新型コロナの影響で、洗浄への意識が広がり、以前よりも洗顔やメイク落としで『肌を変える』というニーズが高まっています。SENKAは、濃厚な泡で洗浄するという本質的な洗顔の価値を提供している先駆者であり、その価値を常に高めています。ミクロ濃密泡が毛穴の奥まで入り込み洗い上げる洗浄力で肌のくすみ原因を取り除いた『ワントーン明るいまっさらすっぴん』というベネフィットを強く打ち出すことで、商品の差別化を図っています。例えば、洗顔では、ホワイトクレイ配合のミクロ濃密泡で高い洗浄力を実現した『パーフェクト ホワイトクレイ』がヒットし、メイク落としでは新製品のパーフェクトクリアクレンズと既存品のオールクリアオイルがお客さまの支持を広げています」

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