ロート製薬は、世界中の人々の「見える喜び」をサポートする活動の一環として、ソーシャルパートナー賛同取引先14社と共同でアジア、アフリカを始めとした白内障治療などの眼科医療の支援活動を行う。
活動期間は2020年11月1日~21年3月31日までで、ソーシャルパートナーと一体となり、ロート製薬の目薬「Vロートプレミアム」「Vロートアクティブプレミアム」「Vロートドライアイプレミアム」「Vロートコンタクトプレミアム」の売り上げの一部をアジア、アフリカなどの失明する危険性のある白内障の治療や白内障手術の技術指導、眼科医療機器、眼内レンズ薬剤などの寄付を行う団体・医療機関などへ寄付する。ソーシャルパートナーは、アカカベ、エフケイ、大賀薬局、杏林堂薬局、キリン堂、コクミン、サッポロドラッグストアー、新生堂薬局、トモズ、薬王堂、ヤマザワ薬局、よどや、龍生堂、山田薬局――の14社。
この活動は16年の10月にスタートし、今回の活動で5期目となる。ロート製薬と小売業の取引先が一体となり「ソーシャルパートナー」として、ビジネスの枠を超えて、売り上げの一部で社会貢献活動を一緒に行う取り組みだ。
世界の失明原因の1位は白内障で、現在数千万人が失明状態にあると考えられているという。白内障は目のレンズの役割をする水晶体が白く濁り、視力が低下する疾患で、日本では手術治療が進歩し、白内障による失明率は非常に低くなった。しかし世界的にみると発展途上国では、貧困だけでなく医師不足、病院や設備不足といった環境の問題、また手術技術が低い為治療ができないという理由で、多くの人達が白内障で視力を失っている現状がある。
こうした背景から、ロート製薬はアジア各国での無償眼科検診や治療の支援、白内障治療用眼内レンズの無償提供、現地の眼科医の育成などのサポートを行っている。