P&Gのオーラルケアブランド「ブラウン オーラルB」は、全国の子どもおよび幼稚園・保育園に向けて歯磨きの啓発を行う「オーラルB 夏休みスマイルはみがき」プロジェクトを7月下旬にスタート。それに先立ち、同プロジェクトのキックオフイベントをオンラインで7月29日に開催した。

同プロジェクトは、“とびきり楽しく歯磨きを身につけてもらう”ことをテーマとし、子どもたちに人気のキャラクター・ポケモンの「ポケモンはみがきソング」をはじめ、「バイキンどうぶつえん」を舞台にした「オーラルB」オリジナルの紙芝居や、手洗い・うがい・歯磨きをセットで身につけてもらうための歯科医師監修「めざせブラッシングマスター!はみがきクイズ」を無料配信するというもの。特に新型コロナウイルス流行の影響が大きかった東京圏の幼稚園・保育園を中心に積極的に案内しているが、希望に応じて全国の幼稚園・保育園への配信も行っていく。

申し込み方法は、メール(oralb_smile-hamigaki@sij-net.com)にて、「オーラルBスマイルはみがき教室」の件名、園名、担当者名、所在地、電話番号、E-mailアドレスを記入。また一般家庭の子ども向けに、8月1日から「ブラウン オーラルB」のオフィシャルサイト(https://www.oralb.braun.co.jp/ja-jp/product-collections/brushing-lecture)で、オンライン参加できるよう公開する。

イベントでは、4児の母でもあるタレントの辻希美がゲスト参加した。はじめに、P&Gオーラルケアアジア部長シニアディレクターの大川正樹氏が、日本のオーラルケアの課題や「オーラルB 夏休みスマイルはみがき」プロジェクトの背景などを説明した。大川氏は「高い衛生意識を持っている日本では、オーラルケアはヘルスケアの一部であるという意識が、諸外国と比較すると低い」と指摘。さらに、コロナ禍において日本では約8割が手洗いの回数を増やしているが、歯磨きの回数を増やしたという人は2割にも達しておらず、衛生ケアにおける歯磨きのプライオリティの低さを示した。また、大川氏は「正しい歯磨き習慣は、手洗い・うがいに加えた必要な衛生習慣であると考えています」と述べた。

続いて、島津貴咲氏(百瀬歯科医院・歯列育成クリニック院長)が、子どもたちの健康を守るためのオーラルケアの重要性について講演した。島津氏は、口の状態が感染症のリスクを高めると説明した上で、「ウイルスは付着しただけでは発症せず、細胞に入り込むことにより感染します。歯周病菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素を出すため、口の中が不潔だとインフルエンザや新型コロナウイルスに感染するリスクが上がることが知られています」と述べた。また、手洗い・うがいの習慣に加えて、口のケア(歯磨き)を徹底することが、「Withコロナに必要な健康習慣です」(島津氏)と強調。イベント終盤には、島津氏と辻のトークセッションが行われた。