●スキンケア
負の解消の提案で店頭からECへの送客を増やす
新型コロナウイルス感染拡大でニューノーマルの生活様式が進むなか、化粧品の販売スタイルも大きく様変わりした。GMS、ドラッグストア、百貨店の化粧品売り場ではテスターの使用や、店頭でのタッチアップの中止が続いており、手足を縛られた状態での新しい売り方の模索が始まっている。
「コロナ前と後では売れるモノが大きく変わってきている」とイオンリテールのグラムビューティーク事業部・ビューティ商品部の角繁行部長は指摘する。当然、緊急事態宣言以降、化粧品の売り上げは落ち込んだが、新たなニーズも生まれているのだ。要因はマスク着用や外出自粛の常態化にある。スキンケアではマスクによるムレや肌荒れに対応する敏感肌化粧品、アクネケア、毛穴クレンジングなどの需要が顕在化。また外出自粛により自宅で過ごす時間が増えた分だけスペシャルケアを楽しむ人も増えているという。
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