ロート製薬は、10~50代の男女562人に「コロナ禍における暮らしの変化」に関するWEB調査を実施し、6月12日に公表した。調査結果では、在宅勤務している人のうち、22%がデジタル接触時間が1日あたり5時間以上増え、疲れ目やかすみ目などの悩みがさらに深刻になっていることが浮き彫りとなった。また、目の悩みを感じた際の対処として「目薬」という回答が最多となった。調査結果の詳細は次の通り。
在宅勤務ができる環境下の方の中で、在宅勤務をしている人は、67%に上った(N=263、10~50代男女〈有職者〉)。毎日行っている26%、週に3日以上行っているは21%となり、およそ半数がオフィスに出勤する日よりも在宅勤務が多い働き方となっていることがわかった。
続いて、日常的に在宅勤務を取り入れている人ほど、デジタル機器との接触時間が増加していることがわかった(N=68、10~50代男女〈毎日在宅勤務をしている人〉)。毎日在宅勤務をしている人では、5時間以上伸びた人が22%、3時間以上伸びたが19%、1時間以上伸びたが21%となり、合計すると62%の人がデジタル接触時間が伸びたという結果になった。
また、デジタル接触時間が伸びた3大理由は、「スマホ使用時間の増加」「PC使用時間の増加」「動画配信サービスを観る時間の増加」となった(N=251、10~50代男女〈デジタル機器接触時間が長くなった人〉)。外出自粛を強いられる中で生活に、在宅勤務の頻度が増え、時間に余裕ができたことで、自宅でのデジタル機器接触の機会も増加している。
在宅勤務を日常的にしている人の目の悩みを見ていくと、特に「疲れ目」「かすみ目」の二つの症状において、悩む人の割合が増加する傾向にあることがわかった(N=399、10~50代男女〈有職者〉)。在宅勤務の頻度が高ければ高いほど、「悩んでいる」「やや悩んでいる」と回答した人の数も増加している。
さらには、デジタル機器接触時間が、以前と比較して長くなった人ほど目の悩みを感じる人の割合が増え、目薬をさす頻度が高くなることもわかった(N=553、10~50代男女〈デジタル機器接触時間が長くなった人・変化なし〉)。また、在宅勤務する人も増え、肩こりも悩みの一つになっていることも判明した。