ライオンの2019年12月期決算は、売上高が3475億1900万円(前期比0.5%減、為替変動の影響を除いた実質前期比0.4%減)、事業利益は300億4800万円(同5.9%増)、営業利益は298億3200万円(同12.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は205億5900万円(同19. 7%減)となった。なお、営業利益および当期利益には、国内外の土地売却益などが含まれている。

国内事業では、ハミガキ、ハブラシ、洗濯用洗剤、柔軟剤、台所用洗剤、点眼剤などにおいて新製品を導入し、お客の共感につながるマーケティング施策で育成を図るとともに、消費税増税前の駆け込み需要に対応。海外事業では、洗濯用洗剤などのホームケア分野、オーラルケア、ビューティケアなどのパーソナルケア分野において、事業規模の拡大を図ったが、一部の地域では、地政学的影響を受けた。