ライオンは2月27日、プレス向け予防歯科セミナーを開催。予防歯科における「昼歯みがき」の重要性と、オフィスでのハミガキ習慣を変えるための新商品「MIGACOT(ミガコット)」を紹介した。

オーラルケア事業部 横手弘宣『クリニカ』ブランドマネジャー

MIGACOT

同セミナーでは、歯みがき回数が増えることでむし歯や歯周ポケットといった口腔トラブルの発生率低下するという調査を紹介したほか、歯の健康だけでない歯みがきの効果についても言及。歯を磨くことはすっきり感やエチケット、眠気覚ましなどさまざまな効果があるとした。

一方で、一日3回以上歯を磨くためには、オフィスですごしている人が多い昼食後の歯みがき「昼歯みがき」も重要だ。そこでライオンは、オフィスでの昼歯みがきに関する生活者調査を実施。オフィスでの歯みがきの障壁となっているのは「面倒」「時間」「抵抗感」の三つの要素が大きいと分析した。

オフィスでのさまざまなシーンになじむデザイン

その三つの障壁を取り払う新製品として「ミガコット」を4月1日に発売。従来の携帯用歯みがきセットに感じていた「持ち歩くのは生活感が出て恥ずかしい」「コップがなくて口がすすぎづらい」「通気性や衛生面が気になる」などのさまざまな不具合を解消。キャップがコップになる、通気性の良いケースなど、「これまでありそうでなかった『ちょっと気が利いた設計』になっています」とオーラルケア事業部の横手弘宣『クリニカ』ブランドマネジャーは同製品の特長を語る。

昼歯みがきを2週間体験した人の声(20〜50代男女、昼歯みがき体験者、n=192、2019)を見ると、「気持ちをリフレッシュしたり、午後も頑張ろうなど、メリハリをつけて働けそう」と思ったのは90%、「ちゃんと身だしなみも意識できていると、少し自信を持って振る舞えそう」と思ったのは83%、「口臭や食べカスなどをスッキリ落として、仕事に集中できそう」と思ったのは93%とのことだ。

今回、ライオンとして初めて「ケースのみ」の販売も行うほか、店頭だけでなく、オフィス内広告、交通広告、WEB広告など、年間を通してミガコット単体の宣伝を実施。宣伝投資は1億円で、ライオンは「昼歯みがき」市場の創出に本気だ。