資生堂は、疲れをためないためのセルフケアのコツをホームページ上で公開した。

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疲れをためないセルフケア

~ストレッチとツボ押しでリフレッシュ~

自宅にいる時間が長くなると、いつものように運動できない、慣れないリビングで勉強やパソコン作業を行うなど、長時間同じ姿勢で過ごす時間が増え、首や肩などの不調、脚の「冷え」や「むくみ」といった悩みが多くなります。そこで、資生堂グローバルイノベーションセンター白土より自宅で簡単にできるケアをご紹介します。

資生堂グローバルイノベーションセンター

主任研究員

白土 真紀(しらと まき)プロフィール

運動や栄養、リラクセーションなど、健康科学をもとにした美容ソフトの開発、化粧行為による五感刺激が心身に及ぼす影響や、運動などの生活習慣に関する研究などが専門。S/PARK Studioマネージャーを兼務。博士(健康科学)、日本体力医学会認定健康科学アドバイザー。

同じ姿勢を長時間とると身体の不調がおきやすくなります。そこで今回は、椅子に座りながら出来る、簡単ストレッチと、ツボ押しをご紹介します。意識的に数時間ごとに身体を動かすことで、身体の緊張をほぐし気持ちまでリフレッシュすることができます。集中しているとタイミングを逃しやすいので、お手洗いや昼食の前後の時間など、ご自身が必ず行う習慣のついでに実行するといいでしょう。

1.身体を動かしてリフレッシュ!簡単ストレッチ&筋肉ほぐし体操

★効果的なストレッチを行うためのポイント★

・ 反動をつけずにゆっくりと伸ばす

・ 無理をせず気持ちよく伸ばす

・ ゆったりとした呼吸を続ける

・ どこが伸びているか意識する

・ 全身をバランス良く左右均等に伸ばす

【首や肩が気になる方向けストレッチ】

①肩の上げ下げや肩回しをゆっくりと数回繰り返し、首筋や肩の筋肉を緩めます。

②肩から首筋を伸ばします。伸びている側の腕を下ろし、肩が上がらないようにします。左右のどちらも行います。

③手を後ろに引いて胸を張り、胸の筋肉をストレッチします。机やイスにつかまって伸ばすとやりやすいでしょう。

④胸と手がなるべく離れるように、背中を丸め、手を前に伸ばし、背中側の筋肉をストレッチします。

首や肩が気になる方向けストレッチ

【脚の「むくみ」や「冷え」が気になる方向け筋肉ほぐし体操】

①イスに腰をかけ軽く脚を組みます。上側の脚のふくらはぎが、下側の脚の膝にうまくあたるようにして、上側の脚を上下に動かしふくらはぎの筋肉をほぐします。脚を取りかえて同じことをします。

②上側の足首をゆっくりと曲げたり伸ばしたりします。足首をゆっくりと大きく回すのも効果的です。脚を組み替え反対側も同じようにします。

③イスに浅く腰掛け両腕を組み、膝の上にのせ、体重をかけます。上半身の重さを負荷にしてゆっくりとかかとの上げ下げをしふくらはぎの筋肉を動かします。

脚の「むくみ」や「冷え」が気になる方向け筋肉ほぐし体操

2.脚元の「むくみ」「冷え」が楽に!簡単ツボ押し方法

同じ姿勢での長時間のデスクワークなどで、筋肉の収縮活動がしっかりと行われないと、血液やリンパの流れが滞り、細胞組織の間に余分な水分や老廃物がたまり、冷えやすくなったり、むくみやすくなったりします。気になる時は、筋肉を刺激するマッサージや運動の他、ツボを刺激するだけでも脚が楽になります。

【“手”だけで出来るツボ押し方法】

・脚のむくみ

すねの骨をすりあげて、指が止まったところから外側に向かって指2本目のくぼんでいるところのツボを見つける。そのツボを、両手の親指を重ねて押します。

・脚の「むくみ」と「冷え」

内くるぶしの上から指5本目のところのツボを見つけ、すねをつかむように親指でします。

“手”だけで出来るツボ押し方法

■番外編■

日中、定期的にストレッチなどでこまめにセルフケアすることに加えて、入浴後のご褒美ケアとして、足裏マッサージもおすすめです。

【入浴後に足裏マッサージで気持ちまでリフレッシュ】

脚は思った以上に疲労が蓄積しています。フットマッサージは、そんな疲れをほぐすために効果的です。ボディー用クリームを使って入浴後の温まった足裏をマッサージすると、全身の血液循環を促し、老廃物の代謝を早めます。また、疲れも癒やされリラックスできる上、翌日、脚がすっきり軽くなっていることが実感できます。ボディー用クリームは、自分の好きな香りやテクスチャーを選ぶと、楽しくマッサージを継続できるのでおすすめです。

足裏マッサージの方法