ユニリーバ・ジャパンは3月6日、新型コロナウイルス感染症への対応を公表した。同社では、新型コロナウイルスに伴う感染症の拡大を受け、1月下旬より順次、以下のような対応を実施している。
- 勤務体制、対象について
当面の間、ユニリーバ・ジャパンの国内拠点の全社員(工場等一部社員を除く)について在宅勤務を強く推奨。また、派遣社員・業務委託常駐社員についても在宅勤務を勤務形態の選択肢として追加。
なお、同社では、働く時間・場所を社員が自由に選べる新しい働き方「WAA(Work from Anywhere and Anytime)」を2016年7月に導入しており、多くの社員が、理由を問わず、期間・日数制限もなく、日常的にリモートワークを実施している。WAAについて詳しくは、同社Webサイト「新しい働き方」(https://www.unilever.co.jp/sustainable-living/waa/about-waa/)を参照。
- 各種対策について
出張に関しては、海外出張は原則禁止、国内出張も役員承認を得た場合を除き自粛する。会議・イベント・研修等:原則延期・キャンセルまたはオンラインで代替。
社外からの来訪に関しては、原則延期またはオンライン会議で対応する。来訪者がある場合には、海外渡航歴(中国、台湾、香港、韓国、シンガポール、タイ、イラン、イタリア)を事前確認、入館前に体温チェック、手洗い、消毒、マスク着用を要請する。休暇中の海外渡航(同)に関しては、事前に上司に報告の上、帰国後14日間は出社せず健康状態を観察する。
所在地・健康状態の報告に関しては、安否確認システムを通じて毎日全従業員が所在地と健康状態を報告する。衛生管理に関しては、マスク着用含む咳エチケット、手洗い・アルコール除菌等を徹底する。
同社は、今後も社内外への感染被害の抑止と従業員の健康・安全を最優先に、必要な対策をとりながら事業継続を図っていく考えだ。最新の情報は、ユニリーバ・ジャパンのウェブサイトの「コロナウイルス感染症への対策について」(https://www.unilever.co.jp/news/news-and-features/2020/coronavirus.html)に順次更新していく。