じつは、人民日報デジタルのプロジェクトチームは、上海の飲食店に掲示されている「食品安全監督公示」の生みの親だ。この公示は、中国消費者の利便性向上のため、上海の飲食店の安全面・衛生面を評価し、それを3段階の顔アイコンで表記するもの。もともと人民日報デジタルが12年に企画発案したが、消費者の反響が大きかったことから、上海市薬品監督管理局との共同企画に進化し、上海中の飲食店に瞬く間に普及したという。今回の「日中優良美容ブランド選出企画」も、健全な市場活性化に向けて人民日報デジタルが消費者視点に立って考えたもので、認知拡大が期待できることから、企画運営のサポートに、有名な団体や企業、個人が集まった。
例えば、主催者の人民日報デジタルのほか、在上海日本国総領事館、国家薬品監督管理局(NMPA)、税関総署、上海市工商局、上海市民政局、共産主義青年団上海市委員会などの公的機関、皮膚医療に強い上海華山医院、そして美容カテゴリーのトップKOL(Key Opinion Leader=「キーオピニオンリーダー」)の李佳琦も参加している。さらに選出企画の動向を逐一取材する提携メディアは、上海メディアグループ(SMG)、浦東電視台、人民網上海チャンネル、国家在線、新浪(SINA)、騰訊(Tencent)、搜狐(SOHU)、網易(Net Ease)、今日頭条など豪華布陣だ。