実際、SK-Ⅱの戦略は、日本だけでなく、世界各国で同時に行われている。日本で送付された書面にブランド全体の責任者であるSK-ⅡワールドワイドCEOのサンディープ・セス氏のサインがあることが、それを示している。例えば、アジア各国でも新戦略は動き始めている。中国は配荷店の整理は未着手だが、日本と同じ方針を流通各社に伝達済み。台湾は昨年から少しずつ動き出しており、今後、本格化する。そして19年8月に1店舗オープンした香港は、店頭を絞り込む話は出ていないが、直営店を最優先にする考えは流通各社に伝えている。

国内大手メーカー関係者は「やり方は大胆で真似できないが、ここまで絞れば店頭への投資が高まる。SK-Ⅱの店頭活動がどう変わるのかは注意しなければいけないが、楽しみでもある」と指摘。SK-Ⅱが投じた一石がグローバル化を急ぐ日本企業を刺激するのは間違いない。