日本メナード化粧品は、シワ改善有効成分の安定化ビタミンE誘導体「VEP-M」を透明な状態で非水系製剤に配合する技術を開発した。親水性が高いVEP-Mは、油を主成分とする製剤では凝集や沈殿、白濁が起きやすかった。同社はVEP-M、極性油、ジプロピレングリコール(DPG)を特定比率で加熱・混合すると透明な液体になることを発見。クライオ透過型電子顕微鏡で内部を観察した結果、VEP-Mが向かい合った二層の分子膜からなるナノサイズのカプセル状構造「ベシクル」が自発的に形成されていた。特殊な機器を使わず、簡便な加熱・混合による自己組織化で形成できるのが特徴で、オイル美容液やリップなどへのVEP-Mの応用範囲が広がる。★
月刊『国際商業』2026年11月号掲載
























